小さなお子さまの歯科治療では、「泣いて暴れたら押さえつけられるのではないか」といった不安を抱える保護者の方も少なくありません。特に、治療を強く嫌がる場面では、無理に行うべきか、他に方法があるのかと悩まれるケースも多く見られます。
小児歯科では、子どもの心身の発達や個性に配慮しながら、年齢や状態に応じた治療方法が検討されます。今回は、小児歯科での押さえつけの考え方と治療の進め方について、平塚市代官町の歯医者 代官町なぎさ通り歯科が解説します。
1. 小児歯科で押さえつけは必要?
小児歯科では、すべての治療で押さえつけを行うわけではありません。あくまで例外的な対応として、子どもに配慮し、治療の成立を考えたうえで検討されます。
①押さえつけが検討される背景
治療中に大きく動いてしまうと、器具が口の中を傷つけるおそれがあります。そのため、短時間で処置を終える必要がある場合に限り、身体の動きを抑える対応が考えられることがあります。
➁子どもを守るための判断
押さえつけは、無理に治療を進めるためではなく、事故を防ぐ目的で判断されることがあります。歯科医師は、年齢や発達段階、治療内容を踏まえて慎重に検討します。
③すべての子どもに行われるわけではない
多くの場合は、声かけや説明、環境への配慮によって治療が進められます。押さえつけは、他の方法では難しいと判断された場合に限られます。
④一時的な対応であること
押さえつけは恒常的な方法ではなく、あくまで一時的な対応です。回数を重ねる中で、徐々に治療に慣れるよう工夫が行われます。
⑤保護者への説明と同意
実施する場合には、事前に保護者へ理由や内容を説明し、理解を得たうえで進めることが大切とされています。
小児歯科における押さえつけは、子どもを最優先に考えた結果として検討される対応です。状況に応じた判断であり、常に代替方法も含めて慎重に考えられています。
2. 小児歯科の治療の進め方
小児歯科では、子どもが治療に慣れていけるよう、段階的な進め方が基本となります。恐怖心を減らし、通院しやすい環境づくりが重視されます。
①初診では治療よりも慣れることを重視
初めての受診では、すぐに治療を行わず、診療台に座る、口を開けるといった練習から始めることがあります。歯医者の雰囲気に慣れることが目的です。
➁わかりやすい説明と声かけ
専門用語を避け、子どもにも伝わる言葉で説明を行います。これから何をするのかを伝えることで、不安を和らげる工夫がされます。
③治療時間を短く区切る工夫
集中力が続きにくい子どもの特性を考え、治療は短時間で区切って行われることがあります。無理をせず、複数回に分けて進める方法です。
④成功体験を積み重ねる
小さな処置から始め、できたことを積み重ねることで、治療への抵抗感を減らしていきます。これにより、次回以降の通院がしやすくなります。
⑤保護者との連携
治療を円滑に進めるためには、家庭での声かけや関わり方も重要です。歯科医師と保護者が情報を共有し、同じ方向性でサポートします。
小児歯科の治療は、子どもの成長や気持ちに配慮しながら段階的に進められます。押さえつけに頼らない工夫を重ねることで、通院への不安軽減につながります。
3. 小児歯科の押さえつけに抵抗がある場合の考え方
保護者の中には、押さえつけに抵抗を感じる方もいます。その場合に考えておきたい視点や選択肢について整理します。
①事前に不安を伝える
受診前や診察時に、押さえつけへの不安を率直に伝えることが大切です。歯科医師はその気持ちを踏まえて対応方法を検討します。
➁治療を段階的に進める相談
一度で治療を終えず、回数を分けて進める方法が取られることもあります。時間をかけて慣れていく選択肢です。
③トレーニング中心の通院
すぐに治療を行わず、診療室に慣れる練習を重ねる通院方法もあります。結果的に治療がスムーズになることがあります。
④治療の必要性を理解する
押さえつけが検討される背景には、むし歯の進行や痛みの問題があります。治療を見送る場合の影響についても説明を受けることが大切です。
⑤歯科医師と方針を共有する
どこまでの対応を希望するのか、家庭としての考えを共有することで、無理のない治療計画が立てやすくなります。
押さえつけへの感じ方は家庭ごとに異なります。不安を抱えたまま進めるのではなく、歯科医師と話し合いながら納得できる形を探すことが重要です。
4. 平塚の歯医者 代官町なぎさ通り歯科の小児歯科について
平塚の歯医者 代官町なぎさ通り歯科では、小児歯科において子どものむし歯予防はもちろん、歯並びや顎の成長にも配慮した診療を行っています。小児歯科は乳歯のむし歯治療だけでなく、永久歯が生え始める重要な時期のサポートが求められます。
当院では、生えたての歯がデリケートでむし歯になりやすい点や、乳歯と永久歯が混在することで歯並びが乱れやすい時期の特徴を踏まえ、日頃のケアや予防メニューを丁寧にご説明しています。
【平塚の歯医者 代官町なぎさ通り歯科の小児歯科の特徴】
当院の小児歯科のポイント①:むし歯予防を重視した丁寧なケア
歯磨き指導やフッ素塗布、シーラントなど、子どもの歯を守るための基本的な予防ケアを重ねていきます。歯並びが不安定な時期でもケアを続けやすい方法を一緒に考えていきます。
当院の小児歯科のポイント②:歯並びや顎の成長も踏まえた診療
乳歯と永久歯が混在する時期は歯並びが乱れやすく、顎の成長にも関わります。成長段階に応じてお口の状態を確認し、気になる部分があれば、適切なタイミングでの相談につなげられるようサポートいたします。
当院の小児歯科のポイント③:子どものペースに合わせた無理のない診療
小児歯科では、子どもの年齢や性格にあわせた進め方が大切です。歯医者への苦手意識が生まれにくいよう、ゆっくりと環境に慣れていただきながら治療や予防を行っています。
平塚で小児歯科の歯医者を探している方や、歯並び・顎の成長が気になる方は、代官町なぎさ通り歯科へご相談ください。矯正医による検診日も設けておりますので、専門的な視点からアドバイスが可能です。子どものお口の状態を早めに把握しておくことで、将来的なトラブルの予防につながる場合があります。初診相談やご質問などもお気軽にお問い合わせください。
まとめ
小児歯科での押さえつけは、すべての子どもに行われるものではなく、治療の必要性を考慮したうえで慎重に判断されます。通常は、段階的な治療や声かけ、環境づくりによって進められますが、危険を伴う場合などには押さえる対応が必要と判断されることもあります。大切なのは、保護者が不安や希望を伝え、歯科医師と方針を共有することです。小児歯科での治療の進め方についてお悩みの方は、平塚市代官町の歯医者 代官町なぎさ通り歯科までお問い合わせください。
監修:代官町なぎさ通り歯科 院長 山本 大輔
【経歴】
2008年 岩手医科大学附属病院 臨床研修医 修了
2009年 横浜市内 大型医療法人歯科医院 勤務
2014年 同歯科医院 医局
2015年 厚生労働省 臨床研修指導医 取得
2016年 平塚市内 歯科医院 勤務
2018年 代官町なぎさ通り歯科 開院
【所属学会】
・日本顕微鏡歯科学会
・日本顎咬合学会
・日本口腔インプラント学会
・ITI(International Team for Implantology)
【主な研修・セミナー受講歴】
・藤本研修会 補綴・咬合コース 修了
・高橋 登 ダイレクトボンディング ハンズオンコース 受講
・村岡 秀明 義歯臨床セミナー 受講
・阿部 修 エンドハンズオンセミナー(ベーシックコース・アドバンスコース)受講
・石井 宏 ペンエンド エッセンシャルコース 受講
・辻本 恭久 マイクロスコープセミナー(ベーシックコース・アドバンスコース)受講
・ITIストローマン インプラントサーティフィケート 取得
・日本口腔インプラント学会 認定講習会 受講
・指導医・歯科医講習会 修了
・ITI国際インプラント・再生医学会 公認インプラントスペシャリスト
■院長メッセージ
小さなお子様からご高齢の方まで、歯科治療に不安のある方にも配慮し、丁寧な診察とわかりやすい説明を大切にした診療を心がけています。患者さんの想いに寄り添い、状況を丁寧にくみ取りながら、根拠に基づいた診断・治療に取り組むことを診療方針としています。



